京都の町家をこうてみた。

町家購入にまつわる徒然日記

家購入の切っ掛けの話。

新居購入って人によって色々な切っ掛けがありますよね。
結婚・出産・転居なんかが多いのかなぁと思います。

私も子供が生まれて、まぁ手を離してても危なげなく歩けるようになって来た頃合い、何となく家のことも考えてはいたのですが、
呼べば人が駆け付けて直してくれる賃貸万歳!とか思ってました。

ところがところが、
そんな怠惰な私の新居購入のきっかけは、旅行でした。


コロナ禍で、生まれた子供を遠方の祖母に一度も見せずになかなかに大きくなってしまい、祖母の90歳のお祝いも出来ずに切なく思っていた頃。

Go to トラベルで少し良いお宿に安くで泊まったというインタビューをTVで見ていた夫がふと
「お婆ちゃんに会いに行けるんじゃない?」と言うのです。

実はこの一年ほど前、母が病気をして容姿にも影響があり、それがようやく気にならないくらい回復してきた頃でした。

じゃあ家族旅行するか!と電光石火の速さで祖母の家から出来るだけアクセスの良い、少し良いお宿を母も含めて予約しました。
(結局なんやかんやで8割引くらいで泊まれました。それくらいでないと二度と泊まれないお宿です。笑)


それがまーーー。


いい。


畳に床の間に木の匂い。
障子越しの柔らかな朝の光。
窓を開けたら、川のせせらぎと松の木。

祖母と会えたことが勿論、一番嬉しかったですが、
旅館で広いお布団で横になりながら(子供がぐるぐる寝ながら移動しても蹴られないくらい)
夫に「ここに住みたい。」と真顔で言いました(笑)

動機はそんな感じではありますが、よくよく考えてみると、

賃貸に住みながら家賃と生活費を払い、
学費を貯め、子供が独立して退職し、
年金暮らしになった時に、手元に家だけでも残れば安心じゃないか?
というか、このまま賃貸だと学費が充分貯められないんじゃないか?(京都は私大の宝庫です…)

という普通の親の悩みどころをようやく直視し、お恥ずかしながらやっと真面目に考え始めた訳です。

次回は物件探し!